つわり
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つわり
妊娠中つらいのが、つわり…
一般的に、妊娠4~7週あたりから始まり、12~16週で終わるとされています。
もちろん個人差があり、つわりの程度も異なります。
全くつわりを感じない人も1割ほどいるといわれています。
実はつわりの原因は、解明されていません。
つわりの原因の一番の有力な説は、妊婦さんが分泌するhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)、
というホルモンが要因だといわれています。
しかし、つわりの原因は未だなぞで、こういった説のほかにも、
妊婦さんの流産を防ぐためとか、自律神経のバランスが乱れたためといった、説もあります。
つわりがひどいからといって、市販の胃薬などに頼るのはやめましょう。
妊娠中に薬を服用することは、良くありません。
どうしても薬や漢方を服用するためには、かかりつけの産婦人科の先生に、
きちんと状況を説明して相談することが必要です。薬の自己判断はダメ!
妊娠初期症状としてつわりが出てくると、自分でもびっくりするくらい、
体調の変化を感じる人も多いはずです。
いくら妊娠したからといっても、「寝すぎなんでは?」と思うほど、眠気に襲われ寝てしまう人もいます。
また、精神的なバランスを欠いてしまうことも。
イライラして、憂鬱になったりして、つわりのためにネガティブになることもあるでしょう。
周りの人のサポートや理解も必要な時期といえるでしょう。
妊娠すれば、必ず訪れるといっても過言ではないつわりは気の持ちようで随分違います!
つわりの時期はつらいけれど、いずれ終わりがきます。
また、気分転換に家事をしたり、リラックスすることで、軽減されたと感じる人もいます。
プラス思考に考えることが最大のつわり改善策だといえるでしょう。
妊娠初期、つわりの症状
つわりの症状として、下記が挙げられます。
■吐き気
■ニオイに敏感になる
■嗜好の変化
■心理的不安感
■胃のもたれ、むかつき
■眠け
■便秘や下痢
■体調不良
■唾液が多く出る(唾液過多)
上記のような症状がつわりには表れます。
妊婦さんの50~90%が吐き気や嘔吐を体験しています。
一番顕著に表われる症状で、ひどい場合には病院で点滴が必要になってきます。
また、においにも敏感になり、食べ物に嫌悪感を抱く人も。
イライラや情緒が不安定になり、体調がすぐれないことも多いでしょう。
つわりは妊娠につきもの。上手に付き合っていくコツは、
気分転換をしたり楽しい事で気を紛らわせることです。
つわり対策
つわりの時期の食事ってつらい!!
この時期を乗り越えるために、いくつかのポイントがあります。
食べられる工夫とコツで、健康な体を維持する必要性がありますよね。
妊婦さんの食べすぎ、食べなさすぎは言語道断です!!
■空腹にしないようにする
空腹になると気分が悪くなります。
ですから、少量ずつ小分けして食べる事が大切。食べつわり向け。
■冷やす
料理のニオイを嗅ぐと食欲がなくなる人もいるので、
冷たくしたものを食べるという方法もあります。
■アメをなめる
つわり中は唾液が通常より多く出る傾向があります。
ガムやキャンディーを口の中に入れておくことで、唾液を抑えることが可能です。
■食後、すぐに横にならないようにする
食べたあと、調子が悪いからといってすぐに横になるのはダメです。
食べ物が上に上がってきてしまい、気分が更に悪くなります。
イスに座るなどして、消化されるのを待ちましょう。
■油分は控えめに
油分の多い食事は控えましょう。吐き気を伴うことが多いです。
■飲み物と食べ物を一緒にとらないように
飲み物と食べ物は別々に摂取した方が吐き気が抑えられるといえます。
つわりで吐き気がひどいと食欲も低下しますが、痩せてしまうのはNGです。
上記の食事方法でつわりの症状をおさえながら、きちんと食事することがポイントです。
食事方法もつわりの改善策として、とても大切ですが、
その他にも生活習慣において、妊婦さんが気をつけること、アドバイスは下記のとおりです。
■健康な生活を心がける
妊婦さんは赤ちゃんを健康にお腹の中で育てるためにも、健康な生活をする必要がありますよね。
当たり前のことですが、仕事だからといってムリをしたり、
つわりだからといって乱れた食生活になったりしてしまうと、良くないです。
妊婦さんも赤ちゃんもものすごいエネルギーを消費しているので、
きちんと補充してあげないといけませんよね。
■便秘はダメ!
ホルモンの関係上妊娠中は便秘になりやすいといえます。
便秘によりつわりが悪化することもあるので、注意して。
食物繊維を多く摂取するようにしたり、適度な運動を日常化したり、工夫する必要があります。
■ゆったりした服で
締め付けるような下着や服は妊婦さんに良くありません。
日々母体も変化していくので、その時に合った服装を心がけましょう。
締め付けのないゆったりとした格好がベストです。
また、お腹や足を冷やさないようにすることで、体調を管理しましょう。
■気分転換が必要
体調が優れないと、一日部屋に閉じこもりがちになりますよね。
そうすると、つわりのことを考えてしまったり、思考もネガティブになりがちです。
軽い場合は、友達と会って気分転換をしたり、外に出たりして、
リラックスすることをおすすめします。
つわりと妊娠悪阻
つわりがひどいときってどうすればいいの?
つわりには個人差があり、軽度の人から重度まで様々です。
軽いつわりで済んだ人もいれば、病院で治療が必要な人もいます。
病院に行くことをオススメしたい人は、下記のような症状を伴う人です。
■水も飲めない状態
■3日ほど、何も食べられない状態
■1日何十回も吐いてしまう
■体重が3~5キロほど減った
■トイレの回数が急激に減った
■日常生活が困難
つわりはどの妊婦さんにもある、妊娠初期の症状です。
しかし、だからといって、つらいつわりの症状を我慢しないようにしましょう。
人によっては、病院での治療が必要な場合もあります。
それが、妊娠悪阻。
妊娠悪阻とは・・・
日常生活が困難になるほど悪化したつわりの状態です。
つわりは病気ではないので、病院へ行くことにためらいのある人も多いようですが、
きちんと治療してもらい、心身の安静を保つことが母子ともに大切といえます。
ちなみに、妊娠悪阻を経験すると赤ちゃんに何かしら影響があるの?
と心配してしまうでしょうけど、ご安心を。
研究によると、妊娠悪阻による悪影響は発見されていません。